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喘息の病院の選び方【第1回】まずは「何科に行けばいいの?」から考えよう

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もう迷わない!病院選びのコツとは?

喘息の病院選び、最初の一歩は「専門科」の違いを知ることから。

ぜんそくを診てもらおうと思ったとき、「どこの病院に行けばいいんだろう?」と迷ったことはありませんか?

そもそも、「何科を受診するのが正解なのか」すら、意外と分かりづらいものです。

呼吸器内科?アレルギー科?それとも内科?

ぜんそくは、呼吸器の病気であると同時に、アレルギーが関係していることが多い病気です。

そのため、以下の3つの診療科が候補になります:

科名特徴
呼吸器内科肺や気管支に特化した専門科。ぜんそく治療に詳しい医師が多い。
アレルギー科アレルゲン検査やアレルギー体質の評価が得意。皮膚・鼻との連携も◎。
内科一般的な診療科。ぜんそくのコントロールは経験や医師のスタンスにより差がある。

お子さんの場合は「小児科」が第一選択です

小児ぜんそくは、大人のぜんそくと症状や対応が少し異なることがあります。

そのため、小児の場合は小児科(または小児アレルギー専門)を受診するのが基本です。

子どもの体の特徴や生活リズムに合わせた治療が必要になるからです。

(※「小児科がなぜいいのか?」は別記事で詳しく紹介予定です)

でもちょっと待って。「アレルギー科」は誰でも名乗れる?

実は、「アレルギー科」と書いてある病院でも、専門の研修や試験を受けていない医師が看板に掲げているケースがあります。

日本では“診療科名”に法的制限がなく、誰でも「アレルギー科」を標榜できるのです。

そこで大事なのが――

キーワードは「日本アレルギー学会 認定専門医」

「アレルギー専門医」としての資格をもっている医師かどうかを調べるには、日本アレルギー学会の公式検索ページを使うのがおすすめです。

この資格を持っている医師は、アレルギーに関する専門知識を体系的に学び、診療経験や試験を経て認定されています。

ぜんそくもアレルギー性のことが多いため、対応に慣れている可能性が高いです。

自分に合う病院を探す第一歩に

どこを受診するか迷っている方は、まずは呼吸器内科、または認定専門医のいるアレルギー科を中心に探してみるのが第一歩です。

地域により専門医が少ない場合は、次回以降でご紹介する「信頼できる先生の見つけ方」も参考にしてみてください。

参考サイト
日本アレルギー学会 認定専門医検索ページ | www.jsaweb.jp
クリニック・診療所・医院・病院検索 【病院なび】 | byoinnavi.jp
MEDLEY 病院・医師検索 | 医師たちがつくるオンライン医療事典MEDLEY(メドレー)



次回:実際に診てもらって「この先生いいかも」と思えたポイントって?

「第2回:この先生にかかってよかった!と思える病院の特徴」をお届けします。

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