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ハウスダスト対策:家でできる5つのポイント 寝室編

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ちょっとの工夫で大幅に改善!家中全部をきれいにするのはもちろん理想ですが、一番長い時間を過ごす寝室をクリーンにすることで持続可能な環境整備をめざします。

簡単に取り入れられる掃除のコツ

喘息やアレルギーの原因となるハウスダスト。その中でも特に注意すべきはダニやカビです。床材の選択や日々の工夫で、室内環境は驚くほど改善できます。ここでは、家で簡単に実践できる5つの対策をご紹介します。

1. 床に直接寝るより、高さのあるベッドを選ぼう

床に布団を敷いて寝ると、床付近に溜まりやすいホコリやダニの影響を受けやすくなります。高さのあるベッドで寝ることで、これらの影響を軽減できます。実際、床からの高さが増すほどホコリの堆積速度は遅くなり、1メートルの高さでは床の約75%、1.5メートルでは約50%の速度になるとされています。

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2. 布団は可能であれば干し、定期的に丸洗いを

布団の天日干しはダニ対策として有効ですが、天候や仕事の関係で難しいこともあります。そんなときは、近くのコインランドリーを活用して布団を丸洗いする方法があります。

大型の洗濯機と乾燥機を備えたコインランドリーでは、布団の中までしっかり洗浄・乾燥でき、ダニやカビの除去に効果的です。 これは発作の時や治りかけの時に無理してまでやることはありません。あくまで元気な時に、です。

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3. フローリングを選び、定期的な掃除を心がける

床材の選択は、室内のダニやカビの発生に大きく影響します。畳やカーペットはダニの温床になりやすいですが、フローリングはこれらの生息数が少ないとされています。

起きてすぐ、ワイパーで軽くそうじをすると、寝ている間に床落ちてきたホコリをとれるので、モーニングルーチンにしてしまいましょう。

4. 空気清浄機を正しく選び、適切に使用する

空気清浄機は、室内のハウスダストを減らすのに役立ちます。HEPAフィルター搭載のものを選び、定期的にフィルターを交換することで、効果を最大限に引き出せます。

5. 湿度管理でカビの発生を防ぐ

湿度が高いとカビが発生しやすくなります。室内の湿度を50%前後に保つよう、除湿機や加湿器、エアコンを活用しましょう。安価な温度湿度モニターをおいて寝室の湿度を管理しましょう。

まとめ

寝室の環境を整えることで、喘息やアレルギーの症状を大幅に改善できます。高さのあるベッドの使用や布団の定期的な洗浄、適切な床材の選択と掃除、空気清浄機の活用、そして湿度管理を実践して、快適な生活を手に入れましょう。

情報源
*1.ホコリ分野の研究:ダスキン開発研究所
*2.ダニアレルギー児の喘息コントロールに対する布団丸洗い効果:CiNii

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