夏は楽しいことがいっぱい。でも、喘息持ちには“煙”が落とし穴になることも…。
夏になると、花火大会にキャンプ、バーベキュー、そしてお墓参りや蚊取り線香など、“煙”がつきもののイベントが増えてきますよね。でも、ぜんそくの人にはこの“煙”がちょっとした敵になることもあります。
どうして煙がダメなの?
煙には、目に見えない細かい粒子(PM2.5)が含まれています。これが肺に入りこむと、気道に炎症を起こし、ぜんそくの発作を引き起こすことがあります。たとえば、
花火の煙:色をつけるための化学物質や燃えカスの微粒子が多く、発作の引き金になります。焚き火やキャンプファイヤーの煙:木が不完全燃焼すると、細かい粒子や有害ガスが出てきます。
蚊取り線香の煙:WHO世界保健機関は、1本の蚊取り線香から出るPM2.5が、100本以上のタバコと同じ量になることがあると指摘しています。
お線香の煙:とくに屋内で使うと、粒子がこもってしまい、呼吸が苦しくなることがあります。
じゃあ、夏のイベントはぜんぶNG?
いいえ、そうではありません!できる工夫をすれば、楽しむこともできます。海外の喘息サイトで紹介されている工夫
1. 風向きをチェックしよう煙は風下に流れます。なるべく風上にいるように心がけましょう。風が強い日は、煙の広がりが早いので注意です。
2. 予防吸入をしっかりと予定がある日は、あらかじめ予防薬(コントローラー)を忘れずに。持ち歩けるレスキュー吸入薬もお忘れなく。
3. 煙が出始めたらすぐ距離を取る
花火の点火が始まったら少し離れる、焚き火の煙がこちらに来たらサッと移動。海外の親子向けサイトでは「煙のにおいがしたら、それは“退避サイン”」と教えているところもあります。
4. 事前に周囲の人と共有家族や友達に「煙が苦手なんだ」と伝えておけば、気遣ってくれる人が多いです。
5. 蚊取り線香の代わりに- インセクトガードなど虫よけ効果のある服
- スプレータイプの低刺激虫よけ剤
まとめ
今年の夏は一生に1回だけ。ちょっとした工夫で、安心して思い出を作れますように。煙に敏感な自分を守るのは、誰かの手を借りてもいいんです。
参考サイト
* Asthma and Allergy Foundation of America:
* Indoor air pollution | iris.who.int
* 小児ぜん息治療ガイドライン|日本小児アレルギー学会
🕊 クワッコのしめやか裏技コラム
法事の煙、しずかに避ける裏ワザ
ハーイ、みんなご機嫌いかがクワ?
今日はちょっと真面目な話――法事と線香の煙対策について、アタシの実家での体験からお話しするクワ。アタシの実家では、外のお墓にみんなでお線香を持っていって、束のまま火をつけて手を合わせるっていう風習があるの。立派な習わしで、気持ちはとっても大事。
でもね…あれ、
煙がすごいのよ!!!🔥🌫ガーーン
しかも、風下にいるともくもくの煙の直撃コース。アタシ、思わずゲホゲホしてしまって、後からしばらく吸入薬にお世話になったことも…クワッ…。
だから、裏技その①!
「風向きチェックして、なるべく風上に立つ!」これだけで全然違うのよ〜。もし無理そうなら、煙が上がったら少しだけ距離をとるのもあり。
そして、家の中の仏壇のお線香も油断できない!最近は「煙の少ないタイプ」のお線香も売ってるよね。でも、それでも完全に煙ゼロじゃないのが現実クワ。
だから裏技その②!
「窓側に座る、または換気の良い場所にスタンバイ!」できれば、エアコンの風が線香の煙を部屋中に広げる前に、ちょっと隣の部屋に移動するとか、家族に声かけておくといいよ。
アタシはこっそり冷房の送風口が遠い場所に避難してる。暑さと煙のダブルパンチはほんと辛いからね。でもね――
大事な人に手を合わせる時間って、やっぱりはずしたくないって思うことってあるよね?
だから、「煙を避ける」のは失礼じゃなくて自分を大切にする方法なんだと思うんだ。
一緒に行く人には、「アタシ煙に弱いから、ちょっと距離とるね」って一言伝えると、だいたいみんな「いいよ〜」って言ってくれる。優しい人、案外多いよ、クワッ。
最後にもうひとつ。
煙の少ないお線香って、けっこう種類があるから、親にさりげなくプレゼントしたら「今はこんなのあるのね〜」って喜ばれたよ🕊--煙の少ないお線香の例--
◎花げしき備長炭 小型(楽天) ほとんど煙の出ないお線香。リンク先に比較動画があるのでわかりやすい。ほかにもいろいろあるから探してみて!
今日の裏ワザまとめ💡
* 仏壇では煙の少ないお線香をチョイス
* 窓の近くや換気のいい場所に移動
* 家族にひとこと伝えておくとスムーズ
* エアコンが煙を運ばないように送風口に注意!
法事の時も無理は禁物。故人をしのぶ気持ちも、呼吸も、どちらも大切にしたい。
煙の行事に参加しないのも一つの手だけれど、そうじゃないときには参考にしてみてくれると嬉しいクワ!