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発作時フローチャートを考えてみた

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発作の時はどうしているのか、ぜんそく患者が考えたフローチャートです。

① まず「発作かも?」と思ったら

症状チェック

* 息切れ・胸のしめつけ・ゼーゼー/ヒューヒュー

* せきが止まらない・横になると余計苦しい

* ピークフローが自己ベストの 80%未満

→②へ



* 話しにくい・顔色が悪い・冷や汗

* 動けないほど苦しい

* 4時間前にも吸入薬を使っている

→②をしてから受診⑤へ



② サルタノール等の救急薬を吸入

1 回 1〜2 吸入(スペーサー併用) → 5〜10 分後 再評価

吸入薬の効果がでるまでには少し時間がかかるので5分から10分様子を見ます

→③へ

↳ 改善しなければ 追加でもう1回吸入

→③へ



③ 10〜15 分後の状態で分岐

状態 目安 行動
◎ 十分改善 呼吸楽・せき軽い・PF >80% ④へ
△ 半分改善 まだ苦しい・せき続く・PF 60〜80% 当日中に外来受診⑤
✕ 改善しない/悪化 会話困難・立てない・PF <60% 迷わず救急車/夜間救急⑤



④ “様子見 OK” でも 受診タイミングをチェック

日にち 受診タイミング
月〜木 翌朝の通常外来で OK
金曜 当日中に受診
(土日クリニック休みリスク)
土曜午前 午前診が終わる前に受診
→午後〜日曜は長時間無医療
祝前日 祝日の前日に受診
(連休突入前に安心を確保)
連休中 連休中に悪化したら 休日・夜間診療所 or 救急

ワンポイント

> 「よくなった…かも?」でも連休前・金曜は油断せず受診。
> 逆に平日でも “救急薬を 4 時間以内に再使用” した時点で “様子見” から“受診/救急” へ即シフト。


⑤受診 

いつもの病院でないところへ行くときは電話をして受け入れてもらえるか聞くと確実。

電話もできないくらい苦しいときは救急車を呼ぼう



⑥受診後・帰宅後のフォロー

* 医師指示どおりに内服ステロイドや増量された薬を開始
* 発作記録:日時・ピークフロー・使用薬・状況を書き留める
* 原因メモ:風邪? アレルゲン? ストレス? を振り返り予防策へ
* 2〜3 日内に再発/悪化 → 速やかに再受診


深呼吸ひとつ、落ち着いて。いざという時にこのフローチャートが“お守り”になりますように。

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