第2回ゲホンガー司令官とクワッコ隊員のゆるっと論文トーク
登場人物
クワッコ隊員 :オオバンという水鳥だったがロックにはまって人間になってしまった。
人間になったときに喘息を発症。
ゲホンガー司令官 : 巣にわいたダニのせいで卵の時から喘息のアヒル。呼吸の平和を守るために真実を貫いている。

夜中にまたゼーゼーして起きちゃって、時計見たら3時。ヒューヒューいうから吸入して、落ち着くまでしばらくボーッとしてるの…
❓ 謎のシルエット
聞こえる、聞こえる…ワガハイを呼ぶ、肺の音が…!




ていうか、またなんかの論文読んでたんでしょ?言ってよ〜クワ!

彼らはこう言っておる——吸入ステロイド薬は午後に使ったほうが、夜の発作を抑える力が高いかもしれんとな。


朝1回より、午後1回の方が、夜の肺が「楽〜」になるという仕組みじゃ。理由は体内時計、つまり生体リズムが関係しておる。

…てことは…アタシ、夕方うたた寝してる場合じゃないクワ!

夕方のうちに「夜の盾」を作るようなイメージじゃな。

はぁ〜、はやくこの技もクワッコ裏ワザリストに加えたいクワ!

※この内容は研究論文をもとにしたフィクションであり、実際の治療スケジュールの変更は必ず医師にご相談ください。
参考文献:
・Evening inhaled corticosteroids are most effective for asthma D S Postma 1, C Sevette, Y Martinat, N Schlösser, J Aumann, H Kafé| PubMed
・Circadian rhythms cause nocturnal worsening of asthma independently of sleep and other daily behavioral rhythms| www.pnas.org
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